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排卵誘発剤の副作用

排卵誘発剤には「副作用」というイメージかかなり強いのではないでしょうか?
排卵誘発剤は、排卵障害を解消する上ではとても効果が高いのですが、効果の裏返しとしての副作用の問題はどうしても残ります。

このため、排卵誘発剤をつかう場合には、はじめは弱い薬から、また少量から使うのが原則です。医師が排卵誘発剤の経過を確認しながら排卵誘発剤の種類や量を調整しますから、決して恐い薬ではありません。

しかし、排卵誘発剤を使う上でのリスクも知っておく必要はあると思います。
排卵誘発剤には、次のような副作用があります


多胎妊娠

排卵誘発剤による副作用でよく知られているのが、多胎妊娠です。排卵誘発剤をつかうと、一回に複数の卵子が排出されます。そのため、多胎妊娠のリスクがあるのです。四つ子や五つ子、六つ子といった多胎妊娠になると、流産や早産の可能性が高まります。無事に赤ちゃんを出産し育てることが出来るのは、三つ子くらいまでだといわれています。

しかし、排卵誘発剤を使ったからといって、必ずしも多胎妊娠になるわけではありません。排卵誘発剤を使用していても、ふつうは単胎か、ほとんどが双子で、単胎率は80パーセントといわれています。


卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

排卵誘発剤の副作用でこわいのが、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)です。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)とは、卵巣が排卵誘発剤にたいして過敏に反応しておなかが張ったり、卵巣が大きく腫れてしまう症状です。
卵巣過剰刺激症候群は症状が急激におこるので、前もって予測することはできないうえに、腹水や胸水がたまって、呼吸困難を起こしたりすることもあります。
卵巣過剰刺激症候群は、とくに注射剤の使用で問題になる最も恐ろしい副作用です。


排卵誘発剤には、副作用の問題もありますが、不妊治療の中で排卵誘発剤が果たす役割は大きなものです。現在の医学では、排卵誘発剤なしでは不妊治療はありえません。実際、排卵誘発剤によって妊娠率も大変高くなります。
排卵誘発剤を不妊治療で使う場合には、医師に薬の効用と副作用のリスクについて、よく確認して納得の上で治療を受けるようにして下さい。

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